正直、僕はここまで運に、周囲に、恵まれた人生だったと思っています。
幼少のころから、または大人になってから、様々な環境のために自分の力ではどうしようもない苦労をし、辛酸を嘗めてきた方の話を聞くと、自分がいかにぬるい環境に居させてもらってきたかを痛感します。
自分は強い人間なのか?と人生を振り返って見ると、自分に何回かあった「壁らしきもの」は、自分が主体的に挑戦できたものばかりでした。そのため壁らしきものを見上げては「壁、ヨッシャ、やってやる!」みたいなポジティブ&単純な思考でやってこれました。
マンション管理士の経営がとても苦しい時がありましたが、資金繰りに奔走したり収入を下げたりすることはあっても、倒産したり離散することはありませんでした。
そして、経営危機を乗り越えて目標を達成した山のてっぺんには何の景色もなくて、逆に大切な仲間を失ったことで空虚になり、体調に変調をきたし迷走する5年間を過ごしたのですが、今振り返ってみると、上述の「様々な環境のために自分の力ではどうしようもない苦労をし、辛酸を嘗めてきた方」と比較した時、「この程度のことで悩んだしまった」と自戒します。なんて贅沢な悩みなんだろうと。
実際に凄い人生を歩んでこられたお客様から「あなたの悩みは贅沢病よ!」と言われたときは、良い意味のショックをもらった気がしました。
僕は最近、人生において本当の挫折・壁にぶつかったことがないことが、いざという時に弱みになるのではないかと、実は恐れています。
大変な苦難を乗り越えてきた人に、その苦難を聴き、語られるときの表情を見るにつれ「自分がこの程度で立ち止まったり満足してどうする!」と思うようになりました。
本人が望んだことではない苦難の話を、僕が利用して自分を奮い立たせる、、本当は不誠実なのですが、正直な気持ちです。
将来、本当に自分ではどうしようもできない危機が訪れたときに、決してたじろぐことなく、覚悟を持って立ち向かえる自分でいられるように、そして自分が周りの人を一人でも多く救うことできるように、全力で生きなければならないと、自分のためにここへ書き記します。
コメント
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深山さんがいなくなったら、何もできず、理事会は大変なことに。
深山さんロスです。時間が戻ってほしい。いかに恵まれていたか。やはり、理事だけで何かをするのって難しいです。ずっとマンションにいてもらえばよかった。私のマンションは無駄ばかりで閉鎖的になっています。