神奈川県横浜市鶴見区のフェリズ横浜矢向管理組合さん。
当社が創業して間もないころに、大手管理会社から当社へ管理会社を変更してくださいました。
その後、理事会とタッグを組んで、実に様々な改革をすすめて、今では「超財政健全なマンション」に生まれ変わりましたが、、、その話はおいおい。



ある理事会で、

「エントランス前の植栽地がみすぼらしくなっているよね」

という話題がでました。







当時のエントランスは、こんな感じでした。

フェリズ横浜矢向管理組合 (3)

全体的にもさっとしていて、植えた植物なのか雑草なのか判断のつかないうっそうとした感じでした。
一方で茶色い地肌やコケっぽいものが覗いており、いかにも「手入れしていない場所」という印象でした。




先日のブログ「玄関マットが理事の気持ちを変える」で書いたように、理事や住民からすると「日々の景色」になって目が慣れてしまい、特に大きな不満がなかったようです。




でも、理事1年目のOさんは気づいていました。
「植栽をキレイにしませんか?まだ管理費や修繕積立金のカイゼンが始まったばかりでお金がかけられないだろうから、もしよければ僕がやります!」と提案してくださり、理事会でお願いすることにしました。




するとOさん、数日後に理事会LINEグループで、写真付きメッセージを送ってくださいました。
フェリズ横浜矢向管理組合 (2)

「剪定用のハサミと草取り(写真左)、そしてウッドチップを近くのホームセンターで買ってきました!休日に作業します」



LINEで、理事や私たちから笑顔のスタンプとともに「よろしくお願いします!」のメッセージが続々と。





そして数日後。

フェリズ横浜矢向管理組合 (4)


さっぱり!





そして、

フェリズ横浜矢向管理組合 (1)

ウッドチップできれいにお化粧が!




皆さんから賞賛の嵐。
管理員を通じて居住者からも好評の声が複数ありました。



「ずっと前から気になってたんですよ。自分の住まいの一部だし、マンションの顔の部分だから、きれいにしたいなと。大変だったけれど楽しかったです」




Oさんが理事会で話してくださったあと、水の流れの悪い排水溝の高圧洗浄は他の理事さんが積極的に手伝ってくださり、気がつくと「理事会チーム」として各所の改善が行われるように。
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みんなで汗かいた後の理事会懇親会でのビールと、そのつまみの会話がうまいんです。




まず自分たちでやってみる。
自分のため、自分たちのため、楽しみながら。

これ、マンションを良くしたり、コミュニティを長期的に活性化させる、遠回りなようで一番の近道です。

深山 州(みやま しゅう)
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