当社（クローバーコミュニティ）が大手分譲系管理会社からリプレイスしていただいた、グランシーン明大前管理組合さん。
※前回コラム「我々にも問題がある」はこちら
評判の良かった前の清掃員を当社は引き止められず、代行の清掃員もなかなか手配もつかず、管理会社変更後のしばらくの間、僕とフロント担当者の相馬さんとで週４日の日常清掃を代務として行った。
僕らのような小規模管理会社で、社員が清掃を代務することはままあるが、まさか代表まで代務を行うなど、なかなかないであろう。
その日は、自分が清掃員の番。朝一番でゴミ出しして、廊下へ。
ところで、私には前からどうしても気になるところがあった。
あるお宅の、玄関ドアの前。
もうちょっと拡大。
よく見ると、ボヤっと汚れている。居住者から「雨が吹き込んできた後の玄関ドア前に、少し水が貯まることがある」と聞いていた。
前の管理会社は年４回、ポリッシャーで機械洗浄をやっていて、管理会社が当社へ切り替わる直前にもポリッシャーを回していた。それなのに落ちていない。汚れが染み付いてしまったのかしら、、、
このもやもや、、、気になる、という好奇心でいっぱいになり、相馬さんが代務の日には一通りきれいにしてくれているのを良いことに、まるで試験の前日夜中に急に大掃除をしたくなる学生のような気分で、今日は「長年落ちていない汚れに向き合おう」と決める。
で、、、ここだけ５分かけて、
ほら！もやもやがなくなった！
気持ちイィ！
ちなみに、使ったのは、
水と雑巾と私（部屋とワイシャツと私？）
写真の「激落ちくん」は使わなかった。
この床シート（塩ビシート）の模様の隙間に、水と一緒にホコリ？汚れが付着して、取れづらくなっていたようであった。
四つん這いになって、ただゴシゴシ。
雑巾の先に、爪を立てて、無心にゴシゴシ。
僕の爪のほうがポリッシャーやデッキブラシより細かいところまで取れることが判明。
這いつくばって、腰に力を入れて、ひたすら右手でゴシゴシ、疲れたら左手でゴシゴシ。
僕は清掃の素人。素人の基本は「四つん這い」。
やってみると、なんとかなるものだ。あまりに気持ち良いので、その場で３分ほどうっとりと見つめて、写真を撮ってしまったが、この3分をサボり時間とは言わないで欲しい。
床に這いつくばって清掃すると、清掃だけでなくマンション現場の課題がいろいろと見えてくる。汗もかけて、ご飯も美味しい。
翌日に腕が筋肉痛で上がらない点を除けば、言うこと無しなのだが、、
深山 州（みやま しゅう）
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