マンション管理コンサルタントの深山です。
前回のブログで、マンションへ新規入居者が引っ越してきた時のために、
「新規入居者用『住まいのオリエンテーション資料』を用意して!」
そして
「オリエンテーション資料を使って、新規入居者と『読み合わせ』を行って!」
と読者の皆さんへ強くお願いしました。
さて、今日は目線を変えて。
そもそも、この「新規入居者向けにマンション独自のオリエンテーションを製作し」「新規入居者と読みあわせを行う」という発想は、どこから生まれたと思いますか?
あぁ、懐かしい。。。
あれは、私が28歳のとき(もう12年も前!!!)、
管理会社でフロント担当者をやっていたときです。
フロント担当者として、10数件の管理物件を担当していたとき、
・管理員から、「今度新しく入居してきた方がルールを守らなくて困っている」との相談を結構受けていました。
また、
・理事会の場で、「今度入居してきた301号室の組合員が下階の201号室と生活音で揉めていて、理事会へ仲裁に入ってほしい、との依頼があった」との議題が出て、理事会で不毛な議論が延々と続いたことがありました。
また、これは私の実感ですが、それまで理事会活動や町内会活動に積極的に関わってきた組合員が転居され、新しく入居して来た方のほとんどが「初めての分譲マンション暮らし」ゆえに、管理組合とは?自治会とは?理事って何?と不動産仲介業者から教わることもなく入居してきて、管理組合にとっては組合員の入れ替わりが大きな戦力ダウンにつながる、という危機感を持っていました。
ここで私が思ったことは、
「管理理合として、新規入居者の無知状態を水際で止めないと、ルールやマナー知らずに起因するトラブルが減らないし、人が入れ替わるごとに管理組合のレベルが下がってしまう!」
ということでした。
不動産仲介業者は(私も同業者だったので自戒の念をこめて)、仲介して手数料をもらって何ぼですから、管理組合のことを勉強している営業マンは極めて少ないし、購入者へレクチャーするなんてことはまず100%ありません。
新規入居者は管理組合が水際で「教育」しないと、人の問題がついて回るぞ、、、と思ったのです。
そこで、新規入居者のためのオリエンテーション資料を製作し、それを理解してもらうための対面説明を考えたのでした。
そのときは管理会社の従業員でしたから、管理委託料とは別にオプションのサービスメニューとして、しっかりと報酬をもらって管理会社の利益に貢献したかったのですが、、、
その当時の上司が、
「そんなものを提案したら、管理組合から『管理委託料に込みでやってくれ』と言われかねないから、ダメ」
と言われ、こんにゃろ〜お前はどっちに向いとるんじゃ!!と憤慨したのを覚えています。
そんなご機嫌伺いな態度だから管理費を削減しろ、と言われるんじゃ!こっちから積極的にどんどん提案出すことが、評価につながるんじゃー!
と、管理会社に勤務していたのに、他人事のように管理会社のスタンスに不満でした笑
管理会社はわかっていないんです。
フロント担当者だって、管理員だって、新規入居者が他の組合員や住民とトラブルを起こすと、自分達も巻き込まれ、莫大な時間と労力を取られ、精神的な負担が増えるんです。フロント担当者や管理員を将来リスクから守るためにも、管理会社として絶対にやったほうが良いんです。
と、12年経ってもその想いはまったく変わっていません。
しょうがないので、現在立ち上げ準備中の『マンション管理の学校』で、マンション管理士向けのサービスとして開発しようかな、マンション管理士の業務としてつくって全国のマンション管理士に活用してもらおうかな、、、と思っています。
では、次回ブログで、実際に『新規入居者向けオリエンテーションを実践している好事例』をご紹介いたします。
すごく良いサービスですよ!
・理事会顧問契約の中で資料製作と対面説明を承ります。
・住み心地向上コンサルティングの一環でも製作します。
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マンション管理・修繕コンサルタント メルすみごこち事務所
《マンション管理の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》
前回のブログで、マンションへ新規入居者が引っ越してきた時のために、
「新規入居者用『住まいのオリエンテーション資料』を用意して!」
そして
「オリエンテーション資料を使って、新規入居者と『読み合わせ』を行って!」
と読者の皆さんへ強くお願いしました。
さて、今日は目線を変えて。
そもそも、この「新規入居者向けにマンション独自のオリエンテーションを製作し」「新規入居者と読みあわせを行う」という発想は、どこから生まれたと思いますか?
あぁ、懐かしい。。。
あれは、私が28歳のとき(もう12年も前!!!)、
管理会社でフロント担当者をやっていたときです。
フロント担当者として、10数件の管理物件を担当していたとき、
・管理員から、「今度新しく入居してきた方がルールを守らなくて困っている」との相談を結構受けていました。
また、
・理事会の場で、「今度入居してきた301号室の組合員が下階の201号室と生活音で揉めていて、理事会へ仲裁に入ってほしい、との依頼があった」との議題が出て、理事会で不毛な議論が延々と続いたことがありました。
また、これは私の実感ですが、それまで理事会活動や町内会活動に積極的に関わってきた組合員が転居され、新しく入居して来た方のほとんどが「初めての分譲マンション暮らし」ゆえに、管理組合とは?自治会とは?理事って何?と不動産仲介業者から教わることもなく入居してきて、管理組合にとっては組合員の入れ替わりが大きな戦力ダウンにつながる、という危機感を持っていました。
ここで私が思ったことは、
「管理理合として、新規入居者の無知状態を水際で止めないと、ルールやマナー知らずに起因するトラブルが減らないし、人が入れ替わるごとに管理組合のレベルが下がってしまう!」
ということでした。
不動産仲介業者は(私も同業者だったので自戒の念をこめて)、仲介して手数料をもらって何ぼですから、管理組合のことを勉強している営業マンは極めて少ないし、購入者へレクチャーするなんてことはまず100%ありません。
新規入居者は管理組合が水際で「教育」しないと、人の問題がついて回るぞ、、、と思ったのです。
そこで、新規入居者のためのオリエンテーション資料を製作し、それを理解してもらうための対面説明を考えたのでした。
そのときは管理会社の従業員でしたから、管理委託料とは別にオプションのサービスメニューとして、しっかりと報酬をもらって管理会社の利益に貢献したかったのですが、、、
その当時の上司が、
「そんなものを提案したら、管理組合から『管理委託料に込みでやってくれ』と言われかねないから、ダメ」
と言われ、こんにゃろ〜お前はどっちに向いとるんじゃ!!と憤慨したのを覚えています。
そんなご機嫌伺いな態度だから管理費を削減しろ、と言われるんじゃ!こっちから積極的にどんどん提案出すことが、評価につながるんじゃー!
と、管理会社に勤務していたのに、他人事のように管理会社のスタンスに不満でした笑
管理会社はわかっていないんです。
フロント担当者だって、管理員だって、新規入居者が他の組合員や住民とトラブルを起こすと、自分達も巻き込まれ、莫大な時間と労力を取られ、精神的な負担が増えるんです。フロント担当者や管理員を将来リスクから守るためにも、管理会社として絶対にやったほうが良いんです。
と、12年経ってもその想いはまったく変わっていません。
しょうがないので、現在立ち上げ準備中の『マンション管理の学校』で、マンション管理士向けのサービスとして開発しようかな、マンション管理士の業務としてつくって全国のマンション管理士に活用してもらおうかな、、、と思っています。
では、次回ブログで、実際に『新規入居者向けオリエンテーションを実践している好事例』をご紹介いたします。
すごく良いサービスですよ!
・理事会顧問契約の中で資料製作と対面説明を承ります。
・住み心地向上コンサルティングの一環でも製作します。
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《マンション管理の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》
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