先日、大手分譲系管理会社から当社(クローバーコミュニティ)へ管理会社変更を決議してくださった、東京都世田谷区の「グランシーン明大前管理組合さん」。
マンション管理会社の変更
マンション名のとおり、京王線と京王井の頭線との交点で、明治大学最寄りの「明大前」駅、徒歩20秒にあるタイル張りの美しい小規模マンション。

当社へ管理会社を変更してくださった動機は、
  • 1回目の大規模修繕工事を前管理会社からの提案をほぼそのまま採用し、かなりの高額であったこと
  • その後に提案された長期修繕計画では、この先修繕積立金が不足し、毎月の徴収額を恐ろしい勢いで段階値上げするか、修繕工事のたびに各区分所有者から現金徴収するような計画であったこと
  • 当社を含めた他の管理会社やコンサルタントへ相談したところ、一様に「これほどまでに修繕積立金は必要ない(想定工事費が高すぎる)」という回答であったこと
  • これらのことから管理会社に対し不信感を持ったこと
  • 大手の管理会社は「小規模マンション」である当マンションのリプレイスに消極的であったこと
であった。当社を探してくださった区分所有者の方の理事会への課題提起力や提案力、理事長のリーダーシップ、理事の皆さんの共感力が重なって、当社のような設立して日が浅い管理会社を選んでくださり、本当に感謝しかない。


そして、今振り返って、僕が最も心を動かされたのは、管理会社変更の臨時総会時に、理事長が参加者に向けて話した、次のコメントだ。

「今日の状況を招いたことは、現管理会社の助言や対応に問題があるけれど、私たち区分所有者一人ひとりの管理に関する低い関心にも原因があると認識しなければなりません。今後はクローバーさんを信頼しつつも我々管理組合の側が主体的な意識を持つことが大切です」

参加者の皆さんも深くうなずいていた。
本当に素敵な管理組合だ。

当社は管理会社として「不要不急の修繕工事は一切提案しない」「修繕工事で売上を立てず、100%管理組合の側に立ち切った助言に徹する」スタンスなので、前管理会社のような不誠実な対応はまずありえないが、なお緊張感を持ちながら良い仕事を継続し、今回の管理会社リプレイスのご恩に報い続けたい。

深山 州(みやま しゅう)
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