20160731 まとめ

1.主体性(自分で決められる力を育てる)

 

・主体性とは、自主性(セルフスターターであるか)


・周りに流されず自分の確固たる基準でぶれない判断ができるし、他人と自分とが違うことに不安を感じず、自信満々にリスクを取って決断していく。
 

・『勉強しなさい』ではなく『何が好きで、何をしたいのか』を考えさせる。

・自由を与え、自分で決断させ、自己認識を深めさせる。自分で決めたことだから失敗を真剣に反省し、努力し続けることができる。

・押し付けられた習い事や勉強は長続きしない。無理やりやさられることは主体的にならない。子どもを大胆に信じて、決定権を認めてあげる。


・『決定権』が、『自主性』『思考力』『決断力』を養わせることができる。具体的な目標をたて、意思決定できることにより、『自主性』『責任感』『集中力』を引き出すことができる。
 

・子供の進路は子供が決め、親は尊重する。(アドバイスはしてあげる)


・自分で考え、後悔のない選択をさせる。


・思い切って任せて、責任を取らせる。


・放任と放置とは違う。意思決定は尊重するが、助言・アドバイスはする。


・意思決定のための『選択肢・材料』を提供することで子供の『判断力』を養う。


・過保護にしない。先回りし過ぎない。失敗(=学び)をさせる機会を提供することで、時頭を鍛え、主体性や積極性を養わせることができる。
 

・個性を尊重する。他人と違うことを恐れさせない。多数意見が間違っていることもあるし、新しいチャンスは少数意見(=非常識)がから生まれるもの。
 

・協調性を重視し過ぎると『迎合主義』『事なかれ主義』に繋がるリスクがある。


・『人に迷惑をかけるな』ではなく『かける迷惑以上に人の役に立て』


・『1回の大きな成功』より『10回の小さな成功』


・『オールラウンダー』より『一芸に秀でる』ことが飛躍やモチベーションにつながる


 

2.視野を広げ、天職に導く


・若いうちに自分の『好き嫌い』『強みと弱み』『価値観』を理解している人ほど職業選択において天職に近づきやすい。

・視野を広げるためには授業・恩師や本などから『知的な興奮』『知的充足感』つまり『知的好奇心=意欲のエンジン』を覚え、思考を深める楽しさを覚えることで、自律的な勉強につながる。

・一流のリーダーは、ほとんどが読書家である。読書で好奇心に加え『読解力』『集中力』もつく。

・自分は何が好きで、何の才能があり、どの分野なら競争に勝てるかを気付かせ、道筋をつける。その手伝いは親の仕事。
 

・読書は押し付けても自分から読むようにならない。「読ませたい本」でなく『読みたい本』を読ませる。
 

・いろいろな『場所』『人』に連れていき(体験させ)世界観を広める。


・自発的に興味を持ったことを応援する。


・好きなものに夢中になるプロセスで『積極性』が生まれる。


・好きなことを追求し続けられることほど幸せな人生はない。


 

3.やり抜く力・挑戦を継続させ簡単に諦めさせない

・学力やIQより「長期的な達成する力(最後までやる=完遂能力)」が人生の成功を左右する。

・受け身で動くのではなく、内から湧き起こる情熱を動機に」セルフスタートすることが、モチベーションの維持になり、最後までやり抜く力となる。

・モチベーションを上げる秘訣は「挑戦させること(諦めたくない・目標を達成したい)」

・子どものやりたい事を応援し、夢を持たせ、期待を伝えるのが親の仕事。

・強い決意のある事にお金を投資する(湯水の教育費は逆効果)

・一生懸命に取り組むときは応援し、一生懸命でないときは叱る。

・途中で投げ出させると「癖」になり、妥協点を探す大人になる。

・失敗を乗り越える強さを身に着けさせる。失敗やミスを感情的に怒るのでなく、原因を考えさせ、学ばせ、次に活かすように冷静に考えさせる。

・頭ごなしに怒ると萎縮するばかりか隠蔽し成長しない。失敗やミスを素直に認め包み隠さずに原因を自ら考させることが大切。


 

4.コミュニケーション能力

・コミュニケーションとは、流暢に「話す」ではなく相手の話を「聴く」ことで相手が何を求めているのかを理解することから始まる。

・合意形成のコミュニケーションでは、反論されたとき冷静・建設的に議論を発展させる「知的耐久性」が求められる。

・真のリーダーは、自分の視点や価値観を押し付けず、いったん相手の意見を受け止める心の余裕がある。言い換えると「相手の気持ちや視点を理解する力」。

・社交の場・年上の人たちとの場に参加させる。

・書く習慣を身に着けさせる。(日記や感想文・手紙)

・要約させることも必要。

・外国語教育(特に英語ができないと希望する職業の挑戦すらできないことも)

・親子でコミュニケーションが取れる状態を作っておく。

・親子で積極的に議論する。非難を受け入れ建設的に議論する力を養う。ただし親の価値観を押し付けると、子どもは「何を言っても無駄だ」と本気で議論することを放棄してしまう。

・子どもには「聞きたくない話にも耳を傾け、対立する意見や価値観をよく聞き、尊重することの大切さ」を教える必要がある。

・感情的に怒るのではなく、理由をしっかりと伝え『気付かせる』。穏やかに話したほうが受け入れられやすい。


・相手の立場に立って考える癖をつけさせる。(特に立場の弱い人)

 


5.放任や強制より「動機付け」

・子どものモチベーションで一番大切なのは「学ぶ楽しさを教えること」。

・次に「なぜこれをしなければならないのか」という「納得感」

・さらに「周りも頑張っている」という環境。

・習慣づけるためには、親も常に学習している姿を見せる必要がある。

・楽しく思考力を伸ばすために「なぜ」と問いかけることで、論理的な思考を強化し、考える習慣が身に付き、好奇心の強い人になる。

・ヒントは教えても、決して答えは教えない。

・勉強の「メリット」を伝える。高学歴のほうが高レベルの恩師や仲間との出会いがある・勉強すれば様々な職業に就けるチャンスがある。逆に怠け者ばかりの集団にいたら自分も将来怠け者となる。

・勉強での競争意識を育む。

・どうしてもやる気が起きないときは人参もあり。


 

6.「勉強以外」の勉強を教え、「無償の愛情」を注ぐ

・自制心・しつけ・礼儀・思いやり、そして計画性。

・子どもの前では、冗談でも偏見や悪口を口にしない。(親を見て育つ)

・いつでも100%の信頼を注ぐことで、子どもに「自己肯定感」「自尊心」「自信」そして「期待に応えたいというモチベーション」が育まれる。