2015.11.12〜メルマガ第92号〜

【今号のお題:マンション大規模修繕を成功に導く9か条 その18】

◆大規模修繕工事が終わった後に必ずすべき[5つの提案]その



多くのマンション管理組合では、大規模修繕工事の完成(竣工)で「すべてのプロジェクトが終わった」とホッとされますが、



・このマンションを15年、30年、50年、100年〜と維持したい
・将来売却したり相続するためにも、不動産としての価値ある状態を保ちたい
・長く快適に心地良く暮らしたい



と思いませんか?


大規模修繕工事後に管理組合として取り組むべきことの5回目です。



[5−1 修繕積立金の値上げ検討 ]



前回コラムでは、「組合員が現に支払っている管理費(ランニングコスト)の削減」と「削減した管理費コストの修繕積立金会計への充当」の検討をご提案しました。


削減した管理費を修繕積立金へ充当する前提で、長期修繕計画の収支シミュレーションをいじってみます。

それでも将来において修繕積立金の不足が明確になった場合、ここで初めて「修繕積立金の値上げ」を検討することをお勧めします。


人口減・高齢化社会が続く日本の景気が長期的に上向ことは考えづらく、組合員の収入は上がりづらくなっています。そして組合員は必ず建物と共に年をとり、年収も下がることになり、年金支給額も下がる一方です。


このように、組合員個人の収入が減少傾向になる昨今においては、修繕積立金の値上げについては合理性がないと賛成が得られにくくなるでしょう。


ですので、修繕積立金の値上げを提案する際には、組合員に対し、



・大規模修繕工事において競争原理を働かせ、工事費の削減に取り組んだ
・長期修繕(積立金)計画を見直しした
・管理費会計(ランニングコスト)の削減を実施した
・削減されたコストを修繕積立金へ振り替えた



ことを説明しつつ、それでもなお「修繕積立金の値上げはやむを得ない」ことを丁寧に説明し、一人でも多くの共感者を作ることが重要です。



(つづく)


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以上「ときどき河島英五のように『時代おくれ』の男になりたくなる」深山州でした!