dfhghマンション管理コンサルタントの深山です。

マンション管理組合にとって、大規模修繕工事はもっとも高額な支出を伴う
一大イベントです。

そして、大規模修繕工事と聞いただけで《難しそうだから》という理由で、
修繕や建設に明るい方を修繕委員会へ引き入れることが、
修繕工事を成功させる近道と思っている方がとても多いです。


私は、業界に明るい方を、『技術に関する知識・経験のみ』を戦力として
活用することには大賛成です。

一方で、お金(業者選定)に関する部分には、業界人居住者はあえて
入れないことをおすすめします。


業界に詳しい居住者に委員会活動を依存し始めると、
極端に言えば修繕に関するすべてのコントロールがその方に委ねられてしまいます。
修繕(建築)業界は、癒着(便益供与・リベート等)が非常に多く、
また業界人にとっては「癒着は必要悪」という感覚になっています。


そうなると、その方だけでなく、修繕委員会全体が胡散臭い組織、と疑われ、合意形成に
支障をきたします。また支障をきたさないまでも、結局トータルで高い修繕工事費(裏金をプラス)を
支払うリスクを抱えることになります。

理事長や修繕委員長、または何も知らない理事長の裏で実務をこなそうとする方に業界人が入ることは
非常にリスキーです。
業者同士の癒着も問題ですが、住民がらみの癒着はもっと問題です。

5000万円の大規模修繕工事で、
10%をコントロールするだけで250万円が動きます。

3億円の工事で5%でも1,500万円!
このくらいのパーセンテージ、業界人なら当たり前のように
コントロールできるのです。


むしろ、業界知識がなくてもクリーンでいつも問題意識を持っているような
方が集まってやったほうが、合意形成に少し時間がかかるかも知れませんが
コストとクリーンさは確保できます。

当社もそのような管理組合を応援したいです。
癒着にまみれたところへの支援はお断りか、やんわりと撤退させて頂いております。


『私は業者の選定には一切かかわりません』という潔い
業界人居住者がマンション内にいてくれると、ベストですね。


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マンション管理コンサルタント メルすみごこち事務所

《管理組合の良し悪しが「住み心地」と「不動産価値」に影響を与える時代を創る》

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