前回ブログで、

1)管理組合運営について問い合わせするお客様の多くが「問い合わせの段階で『答え(解決方法)を知っていて』確認の意味でマンション管理士のアドバイスを求めている

2)また「マンション管理士(と言いますか私)のアドバイスはたいしたことない」「実務的なアドバイスはほとんどしていない」こともある

と書きました。


 では当事務所が(特に一回目の問い合わせ時に)しているアドバイスの中味って、一体なんでしょうか?



答えは、「熱を下げてあげる」ことです。



ここへ来るお客様の多くが、正しい答えを持っています。
しかし、正しい「導き方」を知らないか、主観的になりすぎて忘れてしまっているのです。


管理組合活動に関心を持ち、熱心に頑張る方の多くが、
「自分の知識経験レベルを他の理事(管理組合)に伝えたい」
「現状の問題をわかってもらいたい」
「正しいことだから通したい」
と想いを強めてしまいます。


そしてここへ問い合わせに来たときには、想いが沸騰して勢い込む方が多いのです。


いくら正しいことでも、回りの理解を得られなければ「うるさい理事」「異端児」「エキセントリックな区分所有者」となってしまいます。

そこでこのようなお客様には、「クールダウン」と「正しいことに多くの賛同を得られるための手順」を教えることにしています。


管理組合で正しいことを正しく進めるためには、管理運営に関心の薄い多くの区分所有者や理事の認識レベルまで自分から降りていき、少しずつ合意を得ていくやり方が重要です。


☆過去の関連記事
 ・マンション管理に詳しい理事長の注意点(2006年9月13日)



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