前回、神奈川県川崎市のとあるマンションに共用部分の電気料金削減コンサルティング業務の一環で現地調査をした記事を掲載しました。

 → 「マンション共用部分の電気料金削減調査(1)はこちらです。」

 そこで今回は、オフィスに戻ってからの作業について一部公開します。
 
電気料金削減一覧(たたき) マンションで館内外の管球をひとつずつチェックし、省エネ対策がなされているか、無駄がないかの確認を行い、それに対して改善提案を作成します。
 現状で設置された管球の品番と数量・消費電力を網羅した一覧表を作成し、見直し提案をつけます。
(写真は提案書の一部。管球一覧データ(たたき))

 単に省エネ型電球に変えれば良いのか、点灯時間の調節の余地があるか、無駄な電球がついているところがないか、防犯対策も兼ね人感センサー付きライトへの変更を提案できるところはないか、、、当然費用対効果も出す必要があります。(年間1,000円の削減効果を求めて20,000円の工事は提案できません。)
 2〜3パターンの提案を用意します。

 ※管球の間引きのような「明るさを損なう提案」は、管理組合からの要望がない限りしませんのでご安心ください。
共用電気の明細書です。
 次に電力会社と管理組合との契約形態をチェック。直近の明細で契約内容と実際の使用量を確認します。

 あるある、、、ここは改善提案の余地が大いにありました。
初期投資と電力会社への申請が必要ですが、年間16万円の削減で投資分は3年弱で回収できてしまいます。

 






共用電気使用料の計測データです。
 こちらは動力(エレベーターやポンプなどの利用に使用する電力)についてある一定時間における電力使用量のデータです。

 前回記事で共用のブレーカー周辺に電力計測計を設置しました。そこで読み取ったデータを紙にしたものです。
 これらの数字・データの根拠を拠りどころに、安全・安心が前提の電気料金見直しが可能となります。

 こちらのマンションは新しく、変圧器はPT(パットマウンド)が付いていますから対象外ですが、場合によっては電力会社借室を有効活用するような提案も可能です。
 

 、、、と一部をお見せしましたがいかがでしたでしょうか?
これらを数枚の提案書にまとめ、今月末の理事会で提案します。


 単にコストの削減だけでなく、この取り組みを通じ理事会内でコストや防犯に対する意識が芽生え、コミュニケーションが深まれば当事務所としては一石二鳥と考えます。


○参考 : 共用電気料金削減コンサルティング業務

○関連記事 : 「マンションの高級感を手軽に上げる方法」(2006年3月7日)



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